さまざまな表現が可能な魅力素材「ソフト塩ビ」とは?
こんにちは!企画制作室の鈴村です。
今回は、私が好きな素材「ソフト塩ビ」についてご紹介します。
塩ビとは「塩化ビニル樹脂」又は「ポリ塩化ビニル」を意味します。一般的には略して「塩ビ」と言われています。
可塑剤を含んだ柔らかい「軟質塩ビ(ソフト塩ビ)」と可塑剤を含まない硬い「硬質塩ビ」に大別されます。私たちの身の回りには塩ビ素材が多くあり、水道管の配管などは、この塩ビで主に作られています。
どんな特徴があるのか?私が制作した作品を用いて、ご紹介します。
「PVC 点字ブロックマット」
視覚障がい者や高齢者が住宅で安心して生活が出来る、室内用点字ブロックのご提案です。
ソフト塩ビの特徴の1つとして「自己粘着性」があり、すべり止めとしても有効な素材です。ズレることなく、定位置にマットを置けることが出来ます。
「PVC Photo Matt」
ソフト塩ビの「自己粘着」を利用して、簡易なフォトフレームで写真が飾れる作品になります。窓や冷蔵庫などに、マグネットや画鋲要らずで壁に貼ることが出来ます。ソフト塩ビの特徴として「着色やプリント加工が容易」で、さまざまな種類の加工品が開発されています。また「透明性」に非常に優れております。
PVC Design Award 2015 奨励賞作品
「PVC BOTTLE」
ソフト塩ビの特徴として「成形が可能」「耐久性に優れている」。プチプチのような構造の加工が可能です。そのため、外の気温から温度を遮断する水筒を考えました。しかしデメリットとして、可塑性を含む塩ビに関しては、製品として食品との直触れは禁止しており、食品関連では難しいです。(よってこの水筒は、現実的に難しいです。)
以上のように、ソフト塩ビでは、さまざまな特徴を活かすことで、機能性のある製品作りが可能になります。
企画制作室では、パッケージのみならず、商品のデザインも手がけていきたいと考えております。その中でソフト塩ビは、ひとつのヒントになってくるではないかと感じてます。
ソフト塩ビを使用したデザインコンテスト
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