印刷博物館で開催中の展示会「80 GRAPHIC TRIALS 」第2期に行ってきました!
こんにちはプランナーの金丸です。
「グラフィック・トライアル」は、クリエイターとTOPPANがタッグを組み、新しい印刷表現の可能性に挑む実験的なプロジェクト。
今回開催の「80 GRAPHIC TRIALS」はそんな 「グラフィック・トライアル」の歩みを振り返る大規模なアーカイブ展です。
会期は3期制で私は第2期の展示を見てきました。
第1期 6月27日(土)~7月28日(火)
第2期 8月1日(土)~8月28日(金)
第3期 9月1日(火)~9月27日(日)
この記事では、多くの作品の中から特に気になった作品を、ごくごく簡単にですがご紹介させていただきます。
【風光】
島田真帆
Vol.17 2023 FEEL
1つ目は淡いトーンと白の重なりが、まるで日本画のように美しいこの作品。
用紙はマット調の輝きが上品なハイピカのシルバーに
白→白→C→M→Y→銀→グロスニス→白→白→白で印刷。
用紙・銀・ニスの光沢が見る角度によって複雑に変化し、白で抑えられた表現によって上品で儚げな印象に。
【紙の裏と表にインタラクティブな関係を】
佐野研二郎
Vol.4 2009 FEEL
自身のプロダクトブランド「nico」の広告という設定で制作されたこの作品。
用紙は純白ロールの代表銘柄とも言える「はまゆう」。薄いながらも印刷適正が高い用紙です。
印刷面ではドキッとするような色が反対側から見るとちょうどいい色味に見えたり
裏面の要素をあえて少しずらしてある箇所は孔版印刷のような味も。
双方向が影響しあうまさに”インタラクティブ”な表現を楽しめました。
【印刷の”隠し味”と”仕上げ”】
竹内清高
Vol.7 2012 おいしい印刷
食品や医薬品などの多くのパッケージにアートディレクターとして関わってこられた竹内清高さん。
2012年の「おいしい印刷」というテーマから、ニスや調子版を使用した手法で
印刷に”隠し味”と”仕上げ”を施す手法を試みた作品です。
作品はそれぞれの”隠し味”と”仕上げ”の加工が上下左右に複数水準並ぶ構成になっています。
そして、引きで見るとパッケージの面付け状態になってるというのも、普段パッケージに関わる身としてグッとくるデザインでした。
クリエイターのデザイン発想と、高度なオフセット印刷技術の掛け合わせによって生まれる新たな表現。
完成した美しいポスターはもちろん、色や用紙、インキを徹底的に検証したプロセスを体感できました。
今は3期の真っ只中!
紙と印刷だからこそ生み出せる奥深い表現の世界に浸れる機会なので、ぜひ見に行ってみてくださいね。
◼️80 GRAPHIC TRIALS
https://www.printing-museum.org/collection/exhibition/g20260627.php
〈会期〉2026年6月27日(土) ~ 2026年9月27日(日)
〈場所〉印刷博物館
〈入場料〉無料
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