プラスチック素材について

食品容器で使われるプラスチックの素材とは?

こんちには!企画制作室の鈴村です!

今回は、プラスチック容器をご提案する上で大切な「素材選び」について、少しご紹介いたします。

プラスチック原料の種類は幅広く、各種類にさまざまな機能や特性が存在します。

主に使用するのは、「PS(ポリスチレン)」「PP(ポリプロピレン)」「PET(ポリエチレンテレフタレート)」のこの3種類で食品容器を作っています。



「PS(ポリスチレン)」

PSは、主に使われる用途としては、「チョコレートのインナートレー」や「アイスクリームやヨーグルトなどの容器」などに幅広く使用されており、OPSやHIPSなど様々な加工原料があります。特徴は「安価である」「耐寒性に優れている(HIPS)」「着色が容易」。製造においても成形性に優れている素材でもあります。



「PP(ポリプロピレン)」


PPは「耐熱性」「耐油性」に優れた素材のため、主に弁当や総菜などのレンジ対応の容器に多く使用されております。しかし熱に強いことから、成形時の加熱軟化が長いため、製造コストが高めです。「酸素バリア」「透明性」「超耐寒性」のあるグレードもあり、さまざまな食品容器に使用しております。



「PET(ポリエチレンテレフタレート)」


一番使用されているのはPETボトルであり、「透明性に優れている」素材になります。ドリンクカップやデザート容器など、透明性を求めている容器に使用されております。また成形後の収縮率がPSと似ていることから、1つの金型でもPSとPETを兼用して製造することが出来ます。※メーカーや形状次第になります。



以上。主にこの3種類でほとんどの食品容器が作られています。

また、各原反メーカーの加工によって、「遮光性」「導電性」「防曇性」など、さらに付加価値をつけることが可能です。

そのため、使用用途によって素材選びというのは、重要なポイントとなります。

是非ご参考頂ければと思います。


プラスチック成形について


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