窓辺で手紙を読む女が修復後、世界で初巡回。
芸術に明るくない私もフェルメールはかろうじて知っていたので、生で見れるならと思い大阪市立美術館に鑑賞してきました。
今回展示されていたフェルメールの作品は、1979年にX線写真で明らかになった画中画を4年ほどの歳月をかけて修復したもの。
会場入り口には角度によって修復前と修復後に見えるレンチキュラーのパネルが設置されていました。
(レンチキュラー:複数の画像と凸レンズを組み合わせて、見る角度によって絵柄が変化したり立体感が得られる印刷物。)
どういう展示会なのかを一枚の印刷物で説明していますし、何よりキャッチーですね。
展示場はブースがいくつかに分かれていて、「窓辺で手紙を読む女」はブースに1枚だけ飾られていて特別な雰囲気。
みんなが1つの作品をじっと見ているのが不思議な空間でした。
解説を読むまで、何がなんやら解らなかったのが正直なところですが、キャプションを読むのも楽しかったので結果オーライということで。
フェルメールの作品だけではなく、オランダ黄金時代と呼ばれる1600~1700年頃(諸説あり)の絵画も展示されていました。
構図やライティングなども技量が高く、絵の中に自分が入り込んでしまうような感覚。
個人的にはあまりにも光や構図が綺麗すぎて、リアルをそのまま描いた感じというよりは、画家にとっての理想的な現実を描いてるんじゃないかと思いました。
それ位展示品はどれも精巧で美しい作品でした!
ほかにも会場では「3年後への自分に手紙を書く」という今回の主役作品と絡めたイベントや、子供向けに塗り絵や鑑賞ノートの配布などもありました。
お土産で購入したトートバッグを紹介、こちらは「窓辺で手紙を読む女」をイラストレーターCOFFEE BOYが描きおろしたもの。
コーヒーに纏わるイラストを描いている方なので、女性もキューピットもコーヒーを飲んでいて、ゆるい雰囲気。
トートバッグはタイベック製で、通気性も耐水性もあるので趣味の岩盤浴に行く際 使おうかと考えています。
(タイベック素材を詳しく解説している 旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ株式会社の企業HP→https://www.tyvek.co.jp/about/)
夏休みの時期ということもあり、子ども向けのイベントや公式ツイッターでは絵画の楽しみ方などを公開しており、絵画や宗教的な知識・歴史を知っていなくても充分楽しめるようになっています。
大阪市立美術館では今年の9月25日まで開催しているみたいなので、ぜひ!
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