パケクションの「I'm Fine展」に行ってきました〜
今回の展覧会は心斎橋PARCOのSkiiMaにて開催でした。
入り口ではファインフルートのポスターがお出迎え。段ボールでポスター作るなんて発想がずるいですよね…
まずはPAKECTION!リーダーの三原美奈子さんデザインのりんごとみかんのパッケージ。ロゴと色遣いがかわいい…印刷はインクジェットで、特別なインキを使ったわけじゃないけどなんかキラキラしちゃったとのこと。でもそれがかわいー。展示台にもロゴのエンドレス柄が敷いてあって世界観づくりがさすがです。
お次は冨山美紀さんデザインのフラワーベースのパッケージ。設計は弊社永山が行っております。仕切りが層になっていて開けた時の見え方が心躍るパッケージ。これもロゴがかわいー
馬場良人さんデザインのLANケーブルのパッケージ。クラゲモチーフの柄はレーザーの出力の強さ違いで表現しているというもの(すご!)有機的な柄が素敵です。
三河内英樹さんデザインの瓶のパッケージ。このマークなんだ?と思ったらひらがなで「のし」。ちょっとした遊び心にキュンとするデザイン
湊潤子さんデザインの植木鉢のパッケージ。植木鉢の新しい包み方。作品についてそれぞれデザイナーさんたちの説明文が読めるんですが、湊さんの紡ぐ言葉になんだか自分も元気をもらえる。このパッケージに包まれる子たちは幸せだなと思える作品です。
山内理恵さんデザインのパッケージ。本物みたいな木目の柄もレーザーで彫刻したもの。この正方形の箱の中ゲス(一枚の紙に切り込みを入れたのみの形状、お花みたい)が気になるパッケージ。
毎回楽しいパッケージを見せてくれるPAKECTION!
ここで、リーダーの三原さんが今回の展覧会についてツイートしたものを紹介いたします。
わかりやすく言えば、私達がやってることってファッションショーみたいな事なんです。ショーのコレクションが普段着れるかと言うとたぶん着れない。でも素材や表現を追求して、新しい見せ方や価値を提案してる。だから魅力がある。それが現実の商品になるまで時間がかかったり(続
— 三原 美奈子 (@tabiazarasi) November 14, 2022
エッセンスだけを取り入れるような形になるかもしれない。でもショーをやり続けないと新しいものが生まれないと思って、コスト的に非現実な印刷加工でも挑戦し続けています。そこに価値があると思ってる。だから展示会ではなく、展覧会なんですよね。
— 三原 美奈子 (@tabiazarasi) November 14, 2022
三原さんのツイートにもある通り、実際に世に出るパッケージは展覧会に出ているような素材や形状を使えなかったり実現性は低いかもしれません。
印刷会社で働く私たちも、実際にやっている仕事は、別に新しさや奇抜さのないデザインや形状のパッケージがほとんどです。(それが悪いというわけではないです。それが求められる場合もたくさんある)
ですがその中でも、新しい表現に挑戦したり、制限の多い中面白い見え方の形状を追求することが大切だと思って日々過ごしてます。
また自分の価値観や世界を広げるためにも色々なものを見ていきたいなと思います。
米澤
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