SONYの紙のパッケージ

SONYのワイヤレスイヤホンを購入したのでパッケージ紹介です!

SONYは数年前より脱プラの実現として全くプラスチック素材を使用しないパッケージで販売していますね。新商品はもちろん、既存の商品パッケージもプラスチックから紙素材へのリニューアルが進んでいます。使用されている紙にはPP加工(プラスチックシート)ではなく、UVマットニスを採用されているそう。

パッケージは主に厚紙でつくられた外側のスリーブと、段ボール素材(おなじみG段)の内箱、さらにその中のパルプモールドでできたトレーに分けられます。

スリーブの印刷はフルカラー4色(+ハーフニス?)、内箱はスミ1色、トレーは印刷なしです。

スリーブは商品イメージをきれいに見せるためか、白色度の高いカードAクラスの板紙が使用されています。

また、スリーブの内側にはカラーバーが印刷されています。カラーバーは一般的にはパッケージそのものには印刷されずに、印刷物の仕上がり寸法の外側やトンボの近くに配置されています。これは色の濃度の管理に使用するもので、測定器で測ることによって色のブレを減らします。このパッケージはスリーブ一個一個にカラーバーが印刷されており、パッケージひとつひとつの色の管理がされていることがわかります。

差し込み部分には軽い力で開けられる工夫がされています。

あまりにも”スッ”と開けられるのでびっくり。

中を見てみるとパルプモールドのトレーに商品と取扱説明書が入っている箱が収められています。

商品自体にはさらに帯が掛かっています。

帯自体は小さい両面テープで留められているように見えます。

ちゃんとUSBコネクタの挿し込み口に窓が開いています(細かい!)

ケーブルをまとめている帯も、イヤーピースに通してある軸ももちろん紙です。


以上SONYさんの小さな工夫がたくさん施されたこだわりいっぱいのパッケージ紹介でした!

Printer's HIGH 坂井印刷所 制作本部 企画部

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