パッと目を引く蛍光カラー。
蛍光色はCMYK4色の掛け合わせでは表現できないため特色の蛍光インキを使用します。
その蛍光インキですが、難点があり蛍光灯や太陽等の紫外線によって退色(色褪せ)してしまいます。
お店に長く置かれるパッケージに使用するには少し不向きですね。
インキメーカーでの耐光性試験の結果を見せていただきましたが数十時間の照射で結構色が変わっており、そんな数時間で色が変わってしまうならパッケージに使用するのはほぼ無理なのでは、と絶望しました。笑(照射の目安ですが、後日調べた際に例えば店頭入り口のメインに陳列した場合だと、10時間で1ヶ月分が目安となることを知りました。)
退色するとはいえ、世の中には蛍光色を使用したパッケージが存在するので、独自に蛍光インキの退色経過観察を行うことにしました。
【観察条件】
企画部事務所内の蛍光灯のほぼ真下(1mくらい下)に設置。自然光も入る窓際。
蛍光灯は弊社営業日(平日)の8:30〜17:10以降(1日およそ10時間以上)ずっとつけっぱなし。
【観察物】
用紙:ニューピジョン<350g>
インキ:T &K TOKA ベストワン(今回のために練ってもらった特練インキです)
色数:10色(CMYK+蛍光6色)
表面加工:マットニス
蛍光インキが刷られた部分を厚紙で半分隠し、観察します。
実験開始は2022/6/9
7日後の2022/6/16
全然変わってないですね。
15日後の2022/6/24
そして1年1ヶ月と5日後の2023/7/14…..
めちゃ変わってる........!!!!
オレンジの退色が一番激しかったですが、その他の色はある程度店頭に置かれていても大きな問題はなさそうですね。
もちろんお客さまによりますが、蛍光インキを使ってみてもいいのでは!と思うことができました。
引き続き色々実験してみたいと思います!
●蛍光インキのパッケージでの使用については、使われる場所やデザインによって大きく影響します。そのほかにも注意事項がありますので、事前テストをお勧めいたします。
蛍光インキについては、下記にお問い合わせください。
https://www.sakai-prt.co.jp/contact/
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