2024年夏の「紙博in京都」

真夏の、紙とイラストフェスティバル

8月10日(土)〜12日(月・祝)に京都市勧業館みやこめっせで開催された、「紙博in京都」。

京都では5回目の開催となる今回も、たくさんの文具メーカーや印刷会社、イラストレーター作品、マスキングテープやノート、はんこ、イラスト、活版作品、ガラスペン、インクといった文具・雑貨と京都開催では過去最大規模となる134組が出店。

紙博ファンにはお馴染みの、手紙舎、ヨハク、JAM、&PAPERS、山本紙業などなど・・・素敵な出店者ばかり。

見どころがありすぎるので、今回は私が購入&体験した一部商品を紹介したいと思います。


一九堂×Palab

印刷・製本・紙器加工を行う印刷会社 一九堂(いちくどう)と、産業廃棄物など偶発的に生まれたハザイを活用したクリエイティブワークを行うPalabのコラボ企画、「HAZAI VIKING」を体験しました。

使用される端材は一九堂ブースで実際に販売されている商品に使われている素材。

端材の中には印刷だけでなく、箔加工やミシン縫など加工済みのものがたくさん。

トンボや印刷時の色玉がついたままの端材もあり、偶発的な美しさと、お気に入りを発見する楽しさを味わえました!


韓国紙雑貨Fruit Fries

韓国から初出展のFruit Fries(フルーツフライ)は甘いフルーツをフライにすると甘さが倍増するように、日常の小さな喜びを倍増させるようなグラフィックやイラストを作成するデザインラボとのこと。

カラフルな青果店のようなブースには、マステやステッカー、手帳などフルーツをモチーフにしたポップな商品がたくさん。どの商品も色の組み合わせが絶妙で集めたくなるかわいさです。


ガラスペンでお馴染み、TAG STATIONARYのインク作り体験

染料インクシリーズや文具ブランドの「文染」、そしてなんといっても「ガラスペン」が有名なタグステーショナリー。

今回はオリジナルインクを作ることができる「CRAFT INK LAB」を体験してきました。

天然の染料を使用する古典的なインクで、媒染剤や経時変化で色の変化を楽しむことができます!

①まずはインクの仕上がり時を想定して、色の発色・定着の役割を果たす媒染の種類を選択。

黒に近い仕上がりになる鉄媒染、発色のいいビビットカラーになるミョウバン、染料の色を活かすナチュラルから選びます。

②色味を作る工程へ。Enju、Suoh、Logwood(黄色・赤・紫色の染料)の染料を数滴ずつまぜまぜ。

テスト紙に色をのせてみて確認して、またまぜまぜ。

③満足いく色味になったら媒染剤とにじみ具合を選択して完成!

私は黒の中に黄色も少し感じる色味に鉄媒染を選択。

レシピカードやテスト紙、染料の情報をもらえるので、使い切ってももう一度作ることができます。自分だけのインクって特別で嬉しい。


たーっくさんいいものがあったのですが、以上の3ブースに絞らせていただきました。

さて、今回の紙博は東西での連続開催!

9月6日(金)には「紙博 in 東京 vol.9」が、紙博の原点である東京・浅草でスタートするそうです。

京都会場は行き逃しちゃったという方もぜひ、遊びに行ってみてくださいね!

Printer's HIGH 坂井印刷所 制作本部 企画部

坂井印刷所のプランナーによる、印刷プランナーのあれこれ配信サイト。

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